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汚生である feat. GOMESS

Track byArt Building

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1
  • 2020.11.07
  • 5:14
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歌詞

これは単なる妄想だけど たとえば もしもこの世界にはもう 数えられるほどの数の人しか 存在しないとして 生きていくための備蓄も とうとう底を尽きるまで残り僅か それぞれに価値が求められるだろう 生きるに相応しい者を 選び残すために なあ お前には何ができる? 生きるために 僕はお爺ちゃんの介護を していましたと 少年は言うが早いか すぐに病人の世話係へ 私は料理ができますと叫んだ少女は その晩に 姿を消したんだ何故に 神の御告げを聞く老婆によれば これは「洗浄」であって 血を流すのもまた天命だと 一方、統率を取ろうと城に住む男は 腐った肉塊を炙り食らうのに 一所懸命だ 時代が違えば いやあるいは街が 国が 人が違えば 間違いは起きなかっただろうか と違う道を想像しては 同じ落ちで我に返る 人はどうして どこに生まれたとしても人らしい かく言う私は 何が出来る訳でもなく ただ あるべきことを また私流に読み上げるのみだ 「お前には何ができる?」 私は 詩人だ さあ撃て we've had time but what was it for? and the world we've given up was so beautiful. tragedy and fortune are the same thing we've had time but what was it for? and the world we've given up was so beautiful. tragedy and fortune are the same thing 「続いてのニュースです」 あれからどれくらい経ったか 爆発した人口は もう街中に溢れ出している 食料はもう過剰 売れ残ればすぐさま廃棄、 飢えに苦しむ者たちの餌となる スクリーンに映される貧困は 金持ちのフィックション 哀れみの視線、 引いてしまった彼らとの国境線 段ボールの上で 途方に暮れるホームレス 彼らがなぜ そうなったのかは知る由もない 何か悪いことをしたのだろうか 彼らにハッピーエンドは 相応しくなかったのか 有機的に満たされた結果 生まれた格差 物質的繁栄による成果主義 笑われる理想 刈り取られる命 人の心に本来あるものとは? だがもう それを読み上げる力はない。 可視化された日常、 とリリック化できない心情 目に入った誰かから わかちとった感情 真実を見失った 古代、よどみなく、 ピュアなものに身を託した ポイエイティスト なんていうものたちが いたことなんて覚えていない 生産性のない詩人は 縛り上げるのに賛成 彼らは 食料や財産をあたえてはくれない この社会で彼らに居場所はない 彼らには 生き延びる術も残されてない 残るのは心を失った末、 目に見えるものだけに 翻弄される人々 言葉が 道具だったことは忘れさられた これが望んだ世界なのか 審判の刻 最期の瞬きを終えた私には いつかに愛した人の亡霊が 微かに見えた あんたは 抱きしめてくれるわけでもなくただ 存在を示すように ここにいます と 私を見つめた そうか 私が詠まなければならないんだろう この詩は 他のなんびとにも 託すことはできんだろう 何故なら この詩は 記号や音波では作ることができん 心かいや魂か いやそれでさえないものだ いいか よく聞け この街には幸いまだ 詩情がある それは目に見えることのない 希望の炎だ 死してもなお輝き続ける 不死の宝だ 雨を恵みに 風を力に変える 夢の欠片だ 決して奪い合ってはならない 胸に槍を突き刺そうとも 手に入れることは叶わない 忘れるな 私たちが目指すべきは 存命などではない 生きとし生けるもの その全てに 愛情を持て すれば

このアルバムの収録曲

  • 1.汚生である feat. GOMESS
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