くたびれた色をただ眺めては 理想を描いた 予報では雨らしい 少しだけ筆が動いた あなただけに色を ただ正確に伝えたくて 窓辺の雨粒をなぞって涙を零した くたびれた色をただ眺めては 理想を描いた 水平に並んでた 平凡に安心をしていた この手を引き離す その手を引き合わせて ゆるがない幸せが 何より平静を装った 一人一人にこの対等な時間だけは 与えているのに 独りよがりに この代償をつけて格がつく この街から悲しく 泣き叫ぶ夜は消えない 失踪者は語った君も いずれ同じだろう さよならしか書けない 手紙を置いてここを出よう p.s.夜明け前に…書けないままで。 作り笑いも慣れてきたし 素直に頭下げられるようになったよ これでどうだい?これでいいかい? これまでの日々から 泣かなかった日を 一生のうち何年間費やしたろう 自分のせいで自分の意思で 月明かりに照らされながらも 超えていった 匿名者は唄った夢を持つ事は贅沢だ このまま抱きしめて あなたに連れられるままに 共鳴する事象をここに 残せずにいたいなら この街から悲しく 泣き叫ぶ夜は消えない 失踪者は語った君も いずれ同じだろう さよならしか書けない 手紙を置いてここを出よう p.s.夜明け前に帰ってくると