皆がおかしいんじゃないのか? 自分は普通だと思ってた でも何が普通なのか その根拠なんかある訳もなくて もう誰もいないだろう思った真夜中 こんな路地ですれ違う人が なぜいるの? 独り占めしていたはずの不眠症が 私だけのものじゃなくて落胆した らしさっていったい何? あなたらしく生きればいいなんて 人生が分かったかのように 上から何を教えてくれるの? 周りの人に決め付けられた 思い通りのイメージになりたくない そんなこと考えていたら 眠れなくなった だからまたそこの角を曲がる 星空さえも中途半端だ 街の灯りが明るすぎて 明日が晴れようと雨だろうと 変わらない今日がやって来るだけ 本当の自分は そうじゃないこうなんだと 否定したところで みんな他人の事に興味ないし え?なんで泣いてんだろう だって近くにいたって 誰もちゃんと見てはくれず まるで何かの景色みたいに 写ってるんだろうな フォーカスの合ってない被写体が 泣いていようと睨みつけようと どうだっていいんだ 分かってもらおうとすれば ギクシャクするよ 与えられた場所で 求められる私でいれば 嫌われないんだよね? 問題を起こさなければ 幸せをくれるんでしょう? らしさっていったい何? あなたらしく微笑んでなんて 微笑みたくないそんなときも 自分をどうやれば殺せるだろう 皆が期待するような人に 絶対になれなくてごめんなさい ここにいるのに 気づいて貰えないから 一人きりで角を曲がる