踏切の前で 流れる電車と こどもに戻って どこへでもゆくさ 画面の中を 見つめて 見つめて 静止画みたいね 虚しくもなるよな 君のことを知るほどに 空は高く 夜は長く なるのだな 静まった波に 浮かんで見えるのは 朝に眠る 国の寝起きさ 君と離れた 夜の夢が ほどけた手のひら 大きく映していた 思い出すたびに こらえてもない涙が 太陽に溶けて 何もなかったようだ 明日の風は くだらない妄想さ 容易にねじれて 変わってゆくのさ 電話するたびに 届くことはないだろうと そう分かってしまう 君はどうだい 小さな背中 抱きしめたいな ただ それだけ 思い出すたびに こらえてもない涙は 太陽にあげた 君もそうかい 明日の風は くだらない妄想さ 容易に変えられる 変われるさ