霞む世界が青く明けてく 一人僕は声も言葉もなく 明け方と朝の狭間で 少しだけ君を思う 渡りの群れ翼休め 近頃は居場所がなくて 思い切り風の中に行けば どこまでも落ちてゆく あの時あの場所では 眼に映るもの全て 光の中へ沈めては 眼を閉じてまだ君を知る前の 無防備なあの朝を 振り切ればそれで良いさ 明け方と朝の狭間で 少しだけ君を思う あの時あの場所から 長すぎる時を経て 気だるい午睡のように 何もなく生きている でも君を知る前の 無防備なあの朝を 振り切ればそれで良いさ 明け方と朝の狭間で 少しだけ君を思う