会いたいと思ったら すぐに会いに行けるように どこでもドアなんてものが あればいいななんて思うくらいに 君のことを好きになったよ たった2、3メートル離れただけで この手は届かないのに 君の家までの距離を 会いに行くまでの距離を うまく埋められそうにもない 大通りを行けばいくつもの信号機が 焦らすように夜を赤く染めてる どんなに速い車でも飛行機でも ロケットでも この距離を埋めるには足らないや 会いたいと思ったら すぐに会いに行けるように どこでもドアなんてものが あればいいななんて思うくらいに 君のことを好きになったよ 君が会いたいと思った時に そばに居てあげられないことが こんなにも苦しいことならば 僕が発明家になって 二人がずっと一緒にいられるように どんな距離も越えてみせるよ なんて馬鹿だな、 そんな妄想に浸って 現実ではなにもできないくせに 今はただこの足で 君の住む街へ せいぜい走っていくだけ 会いにきてほしいと君から 連絡があれば 最寄りの駅のバスの時刻を調べて 縮まらない距離に無力さを 感じながら 「すぐに行くから」と返すよ 二人が今つながっていることは 紛れもない事実だと思うけど ただ君をそばに 感じられるこの距離に その匂いや温もりを 求めてしまうんだ 会いたいと思ったら すぐに会いに行けるように どこでもドアなんてものが あればいいななんて思うくらいに 君のことを好きになったよ 君と繋がっていたいと思うほど そばに居て欲しいと思うから 今は頼りないこんな僕だけど いつか発明家になって 二人がずっと一緒にいられるように どんな距離も越えてみせるよ あぁ どんな距離も越えてみせるよ