凍えたよ 空の下 裸のまま追い出して 聞いててよ 頭ん中 軋んだガラクタの音 待っててよ 暮れるまで ひとりきりにしないで 洗ってよ からだじゅう 息止めとくからさぁ 溢れそうな 水が排水溝へ 小さな渦を つくって流れていく ぶつかって廻りながら 消えてゆくの 覗き込めばそのまま 引きずりこまれていく あなたを想うあまり 夜ごと僕を誘う甘い刹那 人は儚いものに なぜかこんな 惹かれ続けてしまう 話してよ 深い底 エンディングは眠りで 触っててよ その下を 後ろから裏側から どこか繋がるはずの 排水溝を 長い髪が絡んで 塞いでいく そして行く先を 無くしたのが ここにあるたったひとつ まぎれもない真実 合わせた指先から かすか僕に届く甘い鼓動 塞いだ唇から不意に こぼれ落ちる甘い吐息 あなたを憎むほどに 揺れて乱れ叫ぶ僕がいる 人は儚いものに なぜかこんな 惹かれ続けてしまう