君とバイバイしてから春の風が 吹き込むのはもう何度目か 君がいつも座ってた窓際には 新しい家具はまだ置けない 1×1=1なのに 1+1=別々に(1たした1は別々に) 悲しいだとか苦しいなんて 言わないよそんな綺麗事 「歩く歩幅が違うだけ」 「でも歩く歩幅が違うなら 二人は離れていくんだよ」 少しずつ遠くなって 別れるために出逢った二人は 傷つける為に優しくしたの? 愛して欲しい尖った想いは 今でもずっと痛いまま カサブタみたく時が経てばほら 外からは分からないでしょ だけど痛みだけは残るのでしょう 君と見てた路線図は同じはずなのに 降りたホームでは 二人はなぜ向き合ってたんだろう 描いた未来は違った そこで見えてた今が違うから 寂しいだとか愛しいなんて 今更言えなくて 分かり合うたび繋いだ手と手は 気づかないふりを続けていたの 「大丈夫」と突き出した答えも 今ならきっとわかるから イタズラ過ぎる時流れればほら いつまでも追いつけないでしょ だけど想いだけは追い越すでしょう 「歩く歩幅が違うなら 離れないように固く結んで」 「でもだめだよそんなのズルいから 」 まだ素直になれなくて 別れるために出逢った二人は 傷つけるための約束したよ 愛して欲しい尖った想いも 全部きっと必要だと知った テノヒラからヒトヒラ落ちた 花びらはもう見えないでしょ だから背中向け歩けるのでしょう