左右に細々と切り返して どこかに向かっているふう 目の色変えてもう真っ赤っか 黒目は消えてもう真っ白 視界が彼の証拠 核心又の名を東京 段々と息苦しくなる 代わりばんこにくる痛み 永遠に開かない扉 区切られた社会と下 積み重なったアナログテレビ 黄色い空と少年とチャリ 巨大なビルジングが 上から覗き込む 苦しくって泡ボハっと吐いたらもう 揺れる揺れる揺れる 東京自転車 漂う 東京自転車 陽の刺す 堂々巡りで呑まれ放浪 日脚伸ばせ波間の支配層 息をしてない今 静かな場所で起きた もともと血の通わない生き物に 植え付けられた快感 蜘蛛の糸を投げて 雨を降らす支配層 黄色く乾いた空 洗い流されるコロニー 言葉が目から剥がれ落ちて 船の一部ではないと悟る 産み落とされたものは沈む 待つのは2つの車輪 もう完成してるゲセルシャフト 叫んでも震えない空気 しかし波打つ心臓で首都が ゆれるゆれるゆれる 東京自転車 漂う 東京自転車 陽の刺す 堂々巡りで呑まれ放浪 日脚伸ばせ波間の支配層