風は君が吹かせたんだよ。 大の字寝転ぶ、汗ばむ昼。 帰ってきた父さんが シャツの中に扇風機の風を入れて お腹が膨らんでる。 あれ、今何時だっけ? って思った瞬間。 炭酸が弾けるスピードで 大遅刻に気づいた。 麦茶を一気飲みすると、生き返る 家を飛び出し、海を目指そう。 ブルー、ブルー、ブルー 風は君が吹かせたんだ ブルー、ブルー、ブルー だけどそれに 自分じゃ気づけない ブルー、ブルー、ブルー 空に乗せて、帽子を飛ばそう 自転車で駆け下りる坂道 暑くなったコンクリート 陽炎の揺れるその先、 その先の向こう。 ペダル漕いで、海を目指そう ブルー、ブルー、ブルー 抵抗の強い風にぶつかる ブルー、ブルー、ブルー スピード上げて、突っ切ろう ブルー、ブルー、ブルー 空に乗せて、汗を飛ばした 坂道を一気に登り切る 息が上がったけど 登り切ったら 目の前に想像してた 何千、何万倍のブルー ブルー、ブルー、ブルー 海と空の蒼を見たんだ。 ブルー、ブルー、ブルー 乾いた喉が言葉を飲み込んで。 ブルー、ブルー、ブルー 僕らは夏に飛ぶ、ブルー。