遠く君の振る手を見て イヤホンの音楽を止めた 茜色に染まる空を 見上げながら共に揃える歩幅 土手の階段を降りたら 平行線の眼差し 常に伸びる君の背丈 追い越せないと知りながら 今日もおしゃべり 昨日も今日も二人で歩く見慣れた 川沿いを どうしようもないことで 永遠に笑ったりしながら ファインダー越しでは 見られない君の 一瞬の表情もっと見せて 近くで見せて 背後君の声を聞いて ノートをとる手を止めた 指先まで冷える教室 向かい合いながら共に過ごす放課後 迫り来る卒業は あと2ヶ月ぐらいだ 徐々に伸びる日没時間 もう会えないと知りながら 今日もおしゃべり 昨日も今日も二人で過ごす見慣れた 帰り道を 未来の夢とか永遠に語り合いながら いつでもできる通話では 伝わらない君の 温度もっと感じて 近くで感じて 昨日も今日も明日も 明後日もその次の日も 隣に君がいる日々の思い出を 考えながら 昨日も今日も明日も 明後日もその次の日も ファインダー越しに見る君のことを 思い浮かべながら
