標識が並ぶ道 丁字路の停止線 いつも通りゆっくり進む 白線が消えかかり 疲れている裏道は いつの間にか影が長い 噛み合わないパズルひとつ探し 出すより 欠けたピース埋める日々を 楽しんでいたい 看板が並ぶ道 人の波いつの間に 息を潜めゆっくり進む 笑う声が響いて 浮かれている暗がりは いつの間にか馴染みがない 掛け違えたボタン全部組み直すより 新しいシャツに着替え気分入れ 替えてみたい 噛み合わないパズルずっと 探しているより 欠けたピース埋まる日々を 喜んでいたい 駆け抜けるためには息継ぎだけ 必要だから 東屋に腰掛けて深く息を吐いて 期待している通りになるのかは 分からないけど 今はそれでもいいよ 色のない風が吹き抜ける