あれは真夏の匂いだった 時空が少し歪んでた 変わることないと思った 光の中で 終わった夢はつまらない 思い出したくなんかない 味のなくなったガムをまだ 噛んでるみたい 僕はタイムマシンで時を戻した 14歳の真夏の海へ 誰もが憧れる やり直しのツアーへ タイムマシンで時を戻した 捨てられてきた夢の亡霊が すれ違って消えてゆくよ あれから何周したんだろう だけど大して変わらない 乗れなかった波が引いて 凪いでる海 楽しいこともあっただろう だけど何にも浮かばない 何回やり直しても 僕は僕のまま そしてタイムマシンで僕は壊れた 14歳の真夏の海は 地球もまだ若くて 未来は明るくて タイムマシンで僕は壊れた 消えかけていた自分らしさが わからなくなってゆくよ やがてタイムマシンを僕は壊した 14歳の輝く日々は 未来を知ってても 何にもできなくて タイムマシンを僕は壊した 14歳の無敵の日々は ドラマで見てたように 上手くはいかなくて タイムマシンを僕は壊した 失いかけた自分らしさが 少しずつ戻ってゆくよ あれは真夏の匂いだった いつも通りの朝だった 大人になった僕が見た リアルな夢