海よ若き海よ 風に揺られ音を立てるか 海よ深き海よ 凪いだ日々記憶の追悼 沈んで行く体流れる泡弾けていく 血液の中を泳ぐ記憶と歌う白鯨 呑まれてく有限な時間 何故問う 性問う 限られた生命儚く燃える その手は 其の眼は 神様一つだけ秘密魅せて 忘れ物はないかな ヒリつく肌が覚えてる まるで何もないよな 全て覆い尽くして 忘れ物はないかな 染み付く痣が痛いな 何者にもなれない そんなもんだって知ってる 忘れ物はないかな いつの間にか流れてくる 心音も聴こえてる 約束だってまだある まだ掴めない まだ何も掴めない まだ見えない まだ何も見えないだけ 忘れたくはないよな ジリつく喉が覚えてる 叫びたくもなるよな 宝石の瞳が揺れてるから 忘れたくもなるよな 吹き出す汗が落ちてく 何者にもなれない そんなもんだって知ってる 忘れ物はないかな いつも何か探してる 心臓は動いてる 約束だってまだある まだ掴めない まだ何も掴めない まだ見えない まだ何も見えないだけ