遠くに見えた君が 浮かべた表情をずっと見ていた やっと口をついて出たの 言葉はこんなに無力 わかったはずなのに "眠れない" 仄暗い "そばに居て" ただ夜明けを待ちたい "聞こえない" そばに居て "聞こえない" まだ夜明けの音は 嗚呼 君の名を叫ぶ夢を見て 今ここで私は崩れゆく夢の城の中 憂いを秘めた 暗い森を彷徨い 秋の陽を探して 二人は手を取る "眠れない" 仄暗い "そばに居て" ただ夜明けを待ちたい "聞こえない" そばに居て "聞こえない" まだ夜明けの音は 嗚呼 君の名を叫ぶ夢を見て 今ここで私は崩れゆく夢の城の中 憂いを秘めた 深い闇を歩き続け 出口はいつまで見えない? 君は光の中 ひとりで歩いてゆくと決めたの さようなら