青い空は海のよう 泳ぐように 沈むように 溺れたら最後だと 下を向く虚な顔が一つ 泡沫の恋のよう 跳ねるように 落ちるように 終わりは突然だと 綻んだ笑顔の奥死んだ魚に似た 遠い目が二つ 空を舞えたらどこまで飛べるか 雲を抜けたら光が差すのか 羽はなくとも鯨は空を飛んでいる 雲を泳いでる 独りきりで泣いた夜に出会った この世で一番孤独な鯨(こえ) 独りきりで泣いたと思っていた ふたりきりだった 同じ温度で唄えたなら 空を見上げた その先に見えた 雲を泳いだ 孤独も希望だ 聴こえなくとも 誰かを想い鳴いている 今も唄ってる 響いてる 青い空は海のよう 潜るように 沈むように 泳げたら幸せだと 上を向く虚な顔が一つ