正直 お前を授かる時は 内心 すげー躊躇いがあった だって 世の中 辛いことばっか 「生まれてなんて 来なけりゃよかった」 そんな風に考える俺が 君を人生に招き入れるって 完全なエゴだな 正直 嫁の押しに負けた でもな 勝手だなって思うか知らんが お前の顔を初めて見た時 震える手でミルクをあげた時 「俺 生まれてきて 良かったな」って 人生にこんな瞬間があんなら 君を招いたのも間違いじゃない 人生にこんな瞬間があんなら お前にそれを見つけてもらいたい そうだよ これは後付けのLoveSong 自己正当化の歌かもしんない そうだよ これは後付けのLoveSong 恩なんて 産声で返されてる そうだよ これは後付けのLoveSong だから感謝は1ミリも要らない そうだよ これは後付けのLoveSong 意味をくれた君に報いたい とはいえ 俺は大した親じゃない だけど 一つだけ約束するよ 君に正しさを押し付けない 不器用でも対等でいたい 幸せの答えなんて無い時代 そいつを決めるのは自分次第 自分の幸をサーチしてほしい それが「さち」という名前の由来 お前が何かに間違う権利を 先回りをして潰したりしない お前がコケて痛みに泣くなら 一緒に泣けることを喜びたい お前が見つけた道が 世界の誰かにとっての笑い話でも 俺はゼッタイに笑ったりしない だってそりゃあ お前の親だもの そうだよ これは青臭いLoveSong 親になったって 何が変わるか そうだよ これは青臭いLoveSong 未だに俺は バカで弱いよ そうだよ これは青臭いLoveSong 世界は相変わらずクソッタレ そうだよ これは青臭いLoveSong だからこそお前に伝えたい 傷付かずには居られぬ世界で 弱くて弱くてしゃあない俺が お前に教えられることと言えば 傷との付き合い方くらいかな 痛みは誰かを包む優しさ もしくは明日を生き抜く糧に ガラスまみれの道でも 光が差せば足下 星空が映る 夢か生き甲斐か大切な人? 君の光を見付けてほしいな それを少しだけ手伝わせてよ 君が俺を照らしてくれた様に ありがとう 生まれてきてくれて そして背中押してくれた妻へ 「愛してる この先 一生」 それが俺の道しるべ 輝いてる