雨に降られて 無抵抗に落ちる花びら ただでさえきっと儚い 命が散れり 嗚呼 君のせい 誰のせい 不可逆な物語 最後までずっと咲くはずない “無関係”に揺られ散らされて、 はらり。 君の知らない誰かと話をして お茶を飲み体を委ね言い争う 東京の湿った空気は肌に張り付いて 染み込むみたいで 余計にピアスを開けた 傘も持たずに 雨に濡れて走り出した 毒に塗れた心も 洗い流して 嗚呼 美しい花は散り 幹だけ残る さあご覧よ 何の価値もない 用済みの出涸らしが此処にいるよ 「風よ雨よ 奪わないで 大切な花弁を守って」 君はずっとそう願っていた でも無駄 時々、恐ろしい夢を見るんだよ 取り返しのつかないくらいに 価値観もとうに歪んでしまった? 呪いが怖いよ 雨に打たれて沈む 汚れた桜色 踏み潰されて 最早見向きもされず 嗚呼 君はまだ見えていない “無価値”だと思い込む其処には そっと未来ごと新しい緑葉が 芽吹くことを 確かに花は散った でも私は生きている 誰にも邪魔をさせない もう勝手には決めさせやしない 摘まれて詰られたって またどこかで君の知らない花を 咲かせて
