一瞬で 閉まるドア駆け込んで 息を切らし、気づいたのは 行きたい場所がないこと 暗い空かきわけて 流れ星 探し 疲れ果て、気づいたのは 心からの願いがないこと ここから抜け出す鍵が欲しくて 華やぐ街で目を閉じる 幸せ抱いて迎えた朝陽が ゴミを抱えた僕を照らす 夢をみた 微笑んでた 毛布の中 あたたかく 輝いた 物語 その先は 知らなかった 何だって できるという 魔法の箱を開け、目にしたのは 無駄にしてきた時間 ただ 綺麗なままでいたいと願い 簡単に、手にしたのは 薬で消毒された 純白 君の心映す みずうみも 近づけば水たまりで 地面に手をついて泣いた僕は 転んだように見えるだけ 記憶を断ち切る鋏が欲しくて ガラスの靴が欲しくて 幻をうつす鏡がほしくて おとぎ話を買いに行く 夢をみた 微笑んでた 毛布の中 あたたかく 輝いた 物語 その先は 知らなかった