地図でしか知らない 遥かなこの土地へ夕べから来ています いつか二人だけで 来ようと話してた 小さなホテル ここに今 もしあなたが いてくれたら そんな想いを 断ち切るように むせかえる熱い風 深くこの胸に 吸い込んだの 雑誌のグラビアで 見かけたバザールへ 普段着で来ています あなたの思ってる 賑やかさ以上に 着飾った通り 新しい想い出が 増えてくると引き換えにして まだ今も 覚えてる あの日々を 置いてゆけたなら この町で あぁ 人混みの波を かわしながら… 美しい町並が描かれた ハガキを出すわ あなたへと届く頃 私もここを離れるでしょう 絵ハガキを同じだけ この気持ちも色あせてゆく いつか日か どこかへと 紛れてしまうのね 心の片隅で…