赤い月、夢の中繰り返される 夜に心悩まされて あの日いま声がする 聞きたくないのに 混ざり合う 迷い込んだ迷路の裏 言葉だけが響き渡る 体に深く 何も言わずに ずっと追い続けた幻想に 閉ざしたまぶたが重くカギをかける いつしか息を潜めて陰に落ちたよ どこまでも深く続いてく 静寂の果て 舞い散る 雨の音、いつもそう繰り返された 夜に記憶は戻されて あの日いま思い出す 見たくないのに 焼き付くの 不自由な脳裏の中で 言葉のパズルのひとつを 手に握りしめ 何も聞かずに そっと付いて来てよ幻想に さよなら。この光景を忘れないで いつかは美しい光を手にするよ よく見た君の瞳の中 輝く月の光が あぁ 教えて欲しいよこの胸に ずっと探していた君のことを 何も言わずに ずっと追い続けた幻想に 閉ざしたまぶたの いまカギを開けてよ いつかはこの痛みを忘れてゆくから 本当の君の声 それを 聴かせてよ僕に…聴かせて さよなら。 ずっと追い続けた幻想に