夢を見ていた 懐かしいような 初めてのような 不思議な手触り ここがどこなのか 自分がなんなのか 形を変えながら確かめ続けた 空を飛びながら君を探してた 仄かな明かりを頼りにしながら 君の呼ぶ声が聴こえた気がした なぜかこの場所を僕は知っていた 君が来るような予感がしていた 部屋を整えた風を通しながら 胸のときめきを私は信じてる 横切る蝶々だとかお天気雨のこと 道を編みながら君を待っていた 少しも明かりを絶やさないように 君を呼ぶ声は聴こえるだろうか 迷わないように怖がらないように ずっと夢を見ていた 君の夢を見ていた 仄かな明かりで温まっていられた 僕を呼ぶ声は君のものだった なぜかそれだけは間違いようがな かった 編み上がった道を君は通ってきた 仄かな明かりを身に纏いながら 最初の吐息で君の声がした 空に太陽がひとつ増えていた