祈り続けてた 果ては何を求めてたんだろう 淡い螺旋の糸辿っては 夜を抱えてる 飽くもせず生きた証を 血肉に刻まれた憎悪と 孤独を求めた一人に 誰が手を伸ばす あえかな息は 絶えずして 臍(ほぞ)を噛みながら まだ底の底知れず 顎を上げた 虹を呼ぶ雨に足を滑らせ転げて 微かに聴こえた 誰かの詩 此の世界に出逢えた奇跡 癒えない傷も 寄り添いながら 巡り巡る喜び 胸に添えて 味わうから 生きることに 疲れた時は いつかの為に向けたこの詩を 魔法じゃない 誰かの為の詩を 思い出してよ 戸惑う背中に 何を背負っていたんだろう 疑心 気鬱の念を盾に 何に怯えてる あまねく知れ渡る世相を 頻りに睨んでは 為す術もない憤然に破れながら ふと見た琥珀色の世界に潤んだ 微かに聴こえた 誰かの詩 此の世界に出逢えた奇跡 癒えない傷も 寄り添いながら 巡り巡る喜び 胸に添えて 味わうから 生きることに 疲れた時は いつかの為に向けたこの詩を 魔法じゃない 誰かの為の詩を 思い出してよ