此のまま 忘れてしまえるのなら 悠揚に あなたといられるのなら ただ 徒花(あだばな)とて 珠玉と成る そう信じていた 下弦の照らす世が綺麗だ 此れが望んでいた未来か 砂礫(されき)濡らす 夢幻(ゆめ)の悲鳴だ 私が描いてた 昴か 言霊 みだりに夜深に響く 悠々に あなたと生きられるなら ただ 嘲(あざけ)る声 溶けて消える そう信じていた 垂涎(すいえん)の的(まと)に 焦がれた 此れが望んでいた 未来か 朧(おぼろ)の宵 彷徨う愚者よ 朽ちて花実が咲くものか ひらり ひらり ひらり くらり くらり くらり 花曇り 下弦の照らす世が綺麗だ 此れが望んでいた未来か 砂礫(されき)濡らす 夢幻(ゆめ)の悲鳴だ 私が描いてた 昴か────。