埃だらけの ドーナツ盤は あのころ愛した 歌謡曲 時の流れに 消えゆく日々を なぜかしみじみ 想う秋 ああ 友よ・・・ あいつらも それなりに 世の中の 波にもまれて 生きてるだろう 人生なかば 夢なかば ふと立ち止まる おもいで世代 借りたまんまの 「恋愛論」は どこかにまぎれた 文庫本 胸のすきまを うずめるように 酒をあおった 二十歳頃 ああ 友よ・・・ あのひとも 今はもう 妻となり 遠いどこかで 幸せだろう 人生なかば 夢なかば ふとふりかえる おもいで世代 ああ 友よ・・・ この国が 切り捨てた やさしさを きっと俺たち 捜せるだろう 人生なかば 夢なかば ふと立ち止まる おもいで世代 人生なかば 夢なかば ふと立ち止まる おもいで世代