まるで夜が明けた 目覚まし時計の鳴り止まぬ 夢を見たまま 満員電車の行き過ぎる まるで目が覚めた やっと今生まれた気分だ いつの間にやら お天道様天に高く 慌てて飛び出して 地図がないことに気が付いた 行けばわかるさ 踏み出した先に道はある 見上げた空に 渡り鳥の歌が響く 翼があれば 千里の道もすぐだろうか おお、遠ざかる もう二度と戻れなくてもいいの どこまでも歩いていく 振り返りもせず行くの まるで目が覚めた 豆鉄砲くらわされた 笑い話さ 井戸の中飛び跳ねてたのさ 来る日も来る日も 見つからぬ答え探してる あてもないのに 闇雲に歩き回ってる 川面に踊る 無数のきらめきが誘う 流れにまかせれば 海へ出るのもすぐだろうか 走る心が暴れ出して 笑われたっていいの 根を生やし 腐ってゆくのはまっぴらごめんなの おお、遠ざかる もう二度と戻れなくてもいいの どこまでも歩いてく 振り返りもせず行くの