非現実世界への招待状は いつも突然に 私の頭の中へ放り入れられる よりによって今日は4時間目 数学パズルの途中 早退理由は 「空があたしを呼んでいる」 お昼時 12:42のバスは 他の時間帯のバスより 少しだけ混んでいる 制服の子どもが一人 乗り込んだもんだから (こんな時間に何なんだ)って ドライバーさんは顔をしかめる 終点まで乗っていこう 移りゆくパノラマ焼き付けよう 街はやがて過ぎ去って 花だけが囲む一本道 ゆるゆるりと減速 やがてバスのエンジンが切れた 随分とまあ遠くまで 離れた場所に来たもんだ ふらふらりと歩き出す 目的も当てもないままに そうやって辿り着いた 大草原に足を投げ出す 柔らかな草の匂い 高く高く遠い空 ひたすら安寧を求めていた 自分に気付いた Floating journey, take me awey. Take me awey, where is utopia disphoria leads. Floating journey, take me awey. Take me awey, where is like the sky. 夕焼けが落ちてくる 群青はやがて茜色 そろそろ帰ろうか、帰ろうよ Floating journey, take me awey. Take me awey, where is utopia disphoria leads. Floating journey, take me awey. Take me awey, where is like the sky.