日々はぼんやりしてても通り過ぎる かばんの紐はもう切れそうです 足がもつれて乗りそこねた電車は ぼくを置いて今日を横切ってく 年をとるたび余裕はなくなって その日暮らしで胃もキリキリ痛む 思い出すのは昔のことばっかり それだってぼんやり霞むんです かけっこはいつも ドベばかりだったな よく遊んだ空き地は 道路に変わったよ 近頃じゃ欲しいものもなくってさ 何度も後ろを振り返るよ 君がいた景色がもうあんなに遠く 元々の色彩を欠いてる さよなら ぼくのみた淡い夢よ 何にだってなれると 思い違いをしてた 家を訪ねた宗教家のおばさんが 「一緒に手を合わせましょう」って あまりにも必死なもんだから 「ありがとう、バイバイ。 ぼくは王国へは行けないようです」 扉をしっかりと締めた かけっこはいつも ドベばかりだったな よく遊んだ空き地は 道路に変わったよ また東京も日が長くなったよ あれからの君はどう? ぼくはすこし辛いな 薄暗い夜明け前 長い坂道を なんとなくダッシュで 登ってみたんだ きっと流れたのは汗だけじゃないな 濁った瞳でもそれくらい分かった 君がいた景色がもうあんなに遠く 元々の色彩を欠いてる さよなら ぼくのみた淡い夢よ 繋いでくれたバトン握ってまた 走りだすさ
