眠れぬ夜抜け出して 一人歩く散歩道 川沿いの道を歩く 夏が通りすぎてゆく やわらかく湿った風が 思い出のにおいを運ぶ 懐かしい記憶の中の 君の事を思い出す 季節の変わり目は 体には気をつけてね 優しく言った君の言葉 まだ消えず残ってる 片付けを忘れてった 花火の燃えカスみたいに 心のずっと奥に どうすることもできずに あの時君は言った 元気でねってつぶやいた 君と笑った季節が来る 君がいないのにまたやってくる 楽しかった思い出と同じ数だけ 涙があふれてくるよ 優しくされた思い出の数だけ まだこの胸が痛い痛いよ あの時何か言おうと 君の方を見たけれど 花火をする子供たちの はしゃぐ声に邪魔されて 伝えたいセリフと火花が 夏の夜空に消えてった 大事な物はいつもそう なくした後に気づいても あの時君は言った きれいだねってつぶやいた 儚く消えてった そしてまた思い出して 君と笑った季節が来る 君がいないのにまたやってくる またやってくる 季節と君は変わっていくのに 僕だけが変われないまま 君と笑った季節の空に 流れる星をつかまえるように 叶うわけない夢だと 分かっているけど もう一度会いたくなるよ 今さらだけど心から叫ぶよ ホントに大好きでした 君と見上げた夜空の下で 僕は一人で歩き始めよう