透き通った君の耳が 夢の粒を映し出すから 少し冷たい頬を寄せて 時間の音を聴いていたんだ さっきまでは知らなかった 温かい涙と恋のリズム まあるい日々を積み上げて 永遠の空より高く 目隠しをした鳥をよけて 見えない雨を蹴り上げて ぶつかる雲に一つ愛を 少し疲れたなら 風にもたれて ベランダから目の高さに そびえる木はいつも独りで 犠牲の種子を嫌がるなら 僕が明日越えてあげよう さっきまでは気付かなかった 目の前の梯子と孤独な僕等 辿り着いた頂上で プライドの旗を揚げる 君が見失わないように 埋もれそうな夜には 満天の星が照らすんだ 少し眩しくても 未来を見上げて 君が好む苦い香りは 息の詰まるはしゃぎ声のよう いつか僕も大人になって 君のことを赦せるだろうか さっきまでは見えなかった 重たい光と潰れた影 まあるい日々を積み上げて 永遠の空より高く 目隠しをした鳥をよけて 見えない雨を蹴り上げて ぶつかる雲に一つ愛を 少し疲れたなら 風にもたれて 辿り着いた頂上で プライドの旗を揚げる 君が見失わないように 埋もれそうな夜には 満天の星が照らすんだ 少し眩しくても 未来を見上げて