終末を空想する夜にデカい月が ビルの隙間を縫って 薄桃色にガラスを照らしてる 下り坂のカーブで アクセルを踏み込んだって 逃げられない足は悴んで、寒さは いつまでも味方だって微笑んで 関係ないなら黙ってて、 大抵何度も悩んでて 拝啓さようなら、明日、明後日 泣いていないのに不安定、 飽いてしまう暗い空から 落ちていく光を アスファルトが吸い込んで 頭蓋骨の内で 騒ぐ人達の指先も冷えていく 傘を差したら溶けた泥が跳ねた 泡沫になって瞳孔が開くように 暮らしに影が落ちる 吸った空気は少しだけ汚れてる 一つきりのやるべきことが 明確な最たる目的であるなら 隙間もない空間でいっぱいに 伸ばした足の爪が曲がってる 朝になるまで閉じた瞼の裏側 誰かの足取り、俺は神の目で見る 落ちていく光を アスファルトが吸い込んで 暗いところ冴えないところも 今は何気なく簡単に許せそう 飾らない街へダサい色を差して
