窓から流れる風 揺れる白いレースのカーテンの 隙間から見える女の子が タバコをくわえてた ボロボロサンダルと 白いタンクトップが良く似合う あの人にいつか話しかけると 誓った夏休み ベランダ同士で向かいあって僕も 20歳になったらタバコを吸うのさ 言葉なんていらないぜって 笑ってやるか カラカラ僕と夏休み あの人の短い髪 まだまだ続いていくよ 僕の長い夏休み 外から明るい声 歳の離れた近所の坊ちゃんが もうすぐ始まる夏祭りの 準備を進めてる だらだら過ごしていた 夏に染まった無邪気な目をしてる あの子の行方を眺めながら 過ぎてった夏休み 生ぬるい空気で少し溶けた カップアイスはまるで 僕のようだね やりかけたあの宿題も なくしてしまった カラカラ僕と夏休み うだつの上がらない日々 だらだら過ぎていくよ 僕の長い夏休み