-世界の果て ここにいる アタシというちっぽけなモノ 受話器の向こうで 囁いている 女が無神経 繰り返す秒読み 許可なく時は過ぎる 許可なく朽ちていく 許可なく空は堕ちる 儚いものさ 言葉は意味ない 電気が走る 応答せぬ体 回路が腐食してる 迷子になっていたいと願う心さえ 惨めだと貴方はいう 笑って誤魔化したんだ 帰ろうか あの頃のアタシに帰ろう この一刺しで TVの男が高らかに言う 分かっているけどやめられないのだ と 散り散りになって飛んでく 淋しいと泣きながら 叫んでも届かない 優しさに誤魔化されて 閉ざされて 出口なく このままここで 灰になる -泣いている幼い子 泣いているあれはアタシ 二度と会えないのでしょう 分かっている追憶の果て 眩しくて 愛おしい 幾多の思い出達よ 淋しくて 切なくて 惨めなアタシを許して それでは 左様なら