美しい名

歌詞

風が吹いた冬の空のもと 「あの頃と変わらぬままだね」 君が言った温もりだけが 鼻先をくすぐる 言葉がなくても伝わる その距離さえ心地よくて そんな日は過ぎ 今でも君の薄紅香る 僕らはいつの時間も 美しさを探している だけどもうそれは 生まれた時から君のもの 愛という 振り返ると今日もついてきた 三日月に少し背を向けて 隠れていた まだ陽も射さない気持ちを また見送る 言葉がなくても伝わる その距離がもどかしくて 思わず握った手が 思うよりもあまりに華奢で 本当はいつの時間も その涙を隠している だけどもうそれは 零れた時から僕のもの 受け止めて いつまでも 抱きしめて 美しい名前を 雨に気付かぬ事がないよう今日も 空を見上げる 本当はいつの時間も 君の事を探している でもそれは 僕が明日を生きていくため 陽は昇る 本当はその香りは 目に見えない美しさで 優しさという光で 僕をいつも照らす太陽