船が出る朝の 口笛 耳にしみついた メロディー そうさ 少女よ 君のすきな はやりうたさ おいかけて 長い髪 潮風になびかせて 泣くなんて あゝ君らしくないぜ…… 手をふってくれ 少女よ 幼なくて優しい 港町の少女よ ひとときの ひとときの恋を ありがとう 風が吹く朝の 桟橋 おとこ心さえ ふるえる そうさ 少女よ 君のための 銅羅の音さ あしたには 忘れろよ 夢をみた月日だと 友達に あゝ思い出を語れ…… 手をふってくれ 少女よ 小麦色まぶしい 港町の少女よ あたらしい あたらしい恋に 生きてくれ 手をふってくれよ 少女よ 安らぎの思い出 港町の少女よ 風に散る 風に散る泪 忘れない