崩れて行く 嘘に塗れた 卑しき世界で 絶望すればいい 等しくあるはずの命も 富を制すれば死を遠ざける 聡慧な一角(おまえ)の 足跡は追わせない ただの一度も 愚かなる人間に 戻りたいとは思わなかった 僕はそう 冷笑する 安らぎもなく 地を這うだけの 惨めな生き方を 僕は望まない 狂乱の壇上に上がる 果てない渇きを苛む者はいない 星蒼石を限りなく 闇に近い色に染め 僕の愛した あなたに近づく 裏切りの意味 守りきれなかった約束ならば 悪夢の中でもう一度交わせばいい 永遠の時を遡ろう 過ぎ去った日々を数え 僕のことさえ忘れていようとも 宇宙の果てまで この地の光が 届かないのなら 夜に溶けよう 罪を想いだすまで