間違いだらけに 愛されてしまったから 冷たい水でも 暖をとれるような気がした 過ぎ去った日々を引っ張り出したら 皺くちゃでさ、 綺麗に仕舞えるように もう一度濡らしている きっと全部褪せても 埃だけが纏っても 君以外には代われないことを願う かじかんだ言葉も ささくれた心も 不釣り合いな夏の日 埋めようと思えば埋まるんだろう、 それなのに "何もない"だけを残して 何かある振りした 写真も床も色褪せてしまう日まで ずっと待っているだけ きっと全部褪せても 埃だけが纏っても 君以外には代われないことを願う ずっと夜を越えたら 私の皺が増えたら 忘れていくはずだから 間違いだらけを愛していた きっと全部褪せても 埃だけが纏っても 君以外には代われないことを願う かじかんだ言葉も ささくれた心も 不釣り合いな夏の記憶 ああ 巡りめぐる季節の中で 捨てられないままでいる