さあ、おどらせておくれよ ぼくはあなたのものだ いつまでもいつまでも てのひらの 上にいよう みちづれを うつろに さがしている ような遠い目が ああ きれいだから 片道のチケットをぼくは よろこんで手にした さあ、おどらせておくれよ 乱暴なステップで 足を踏みつけあっては ふたり 笑っていよう さあ、抱きしめておくれよ ぼくはあなたのものだ いつまでも いつまでも てのひらの 上にいよう みちづれを ひそかに さがしている その遠い目に映りたかったんだ 行先も記されていない 紙切れにくちづけた さあ、ふりまわしておくれよ デタラメなステップで 腕をひっぱりあっては ふたり 笑っていよう さあ、ひきずっておくれよ ぼくはあなたのものだ どこまでもどこまでも 影のように這ってゆく みちづれはここにいる しずかに... さあ、おどらせておくれよ 乱暴なステップで 噛みついては舐めあって ふたり 笑っていよう いま 抱きしめておくれよ、 ぼくはあなたのものだ。 天国でも地獄でも どこへでも さらってよ 「みちづれをしずかにさがしている ……」