まぶたの裏に 浮かべる夢は なんてとても遠く 眩しいの 眠れぬ夜に にじむ視界で 書きつけた「希望」を 覚えてる? 「きっと いつか 辿り着けるだろう。」 それが どこなのかさえ わかりもしないまま なぜ 走るの なにを信じられるの? 不条理な世界で まぶたの裏に 浮かべた「きみ」は ひどく やさしいから 沈めたの 眠れぬ夜に こわれたココロが お 呪いのように 繰り返す 「きっと いつか 成し遂げられるだろう。」 それが 何なのかさえ えがききれないまま なぜ もがくの なにも信じられない 不確かな自分と きっと とうに 気付いていたのだろう? 自分が『なにもの』にも なれぬということを。 ごらん、夜が 瑠璃色に明けていく きれいね。