霧雨は君を僕から隠すように包んで もう2度と君に会わせてくれなかったんだ 全ては僕の勝手な思い込みだったと その時やっとわかった勘違い野郎さ 僕はね 僕はあのまま雨に溶けて 消えてしまいたい気分だったよ いつまでも降り続くように思えた あの霧雨も翌朝にはすっかり 嘘のようにあがった 夢からさめるように 夢だったと思いなさいと あきらめなさいと ああ 今もしも奇跡が起こって 君が僕の部屋を訪ねてきたら 君にもこの紅茶をいれてあげて 君と2人それを飲みながら あの時よりもっともっと上手に この気持ちを伝えられるから そしたら君はその名演説に 激しく心を揺さぶられて そのまま僕と暮らすことに決めて 2人は幸せになるだろう なんてね 今日は映画でも見に出かけてこようか マンネリだけど安心して笑えるあのコメディムービー 窓の外を見れば またあの霧雨 またあの霧雨 奇跡よ起これ