Track byあんどうえりか
夏の間に伸びた蔓が 行き場なくして空へ登れば だれか忘れた麦わら帽子を 見つけたの 乾いた風に呼び出されて 涙の丘でひとり歌えば あの頃撒いた種から 素敵な芽吹くだろう 人知れず実る秋 子どもの頃描いていた 魔法はまだ水色ノートに いつの間にか加速してゆく 景気の中立ちすくんでる 高い空に うわの空 見逃してた 秋の香り ひとつふたつ 重ねたら 深まっていく色 聞き分けが悪くなるほどに たまらなく好きなことがあるの あの日たしかに感じたから 赤い実がぱちんと弾ける音が