知らない町を歩く日曜日 やけに多い坂道 しっぽの短い三毛猫 流れゆくままたどり着いた場所は 案外優しくただそこにいてくれた きみはもうきっと 2度とは戻らない それを受け入れる旅に 出るところさ 新しい腕時計 少し遅らせてみたりしてさ 帰り道つづく電車はもう 行ってしまったな 路地裏の道歩く水曜日 逆さまのビールケース ノスタルジックな吸い殻 流れゆくままたどり着いた場所が いつのまにか少し 心地よくなっていた ぼくならそうきっと 見つけられるだろう いつも呆れるほどに ゆっくりだけれど 空色の歩道橋に吹く風は もう冷たくなっていて 窓際のベゴニアもきっと 枯れてしまったな 道なき道を歩く金曜日 明日こそはと願う月曜日