螟雲(くらくも)を 切り裂いて 霹靂(かみとき)が 山地を撃ち抜く 穿たれた 其の廬(いおり) 軈(やがて)て来る 上天の刻が 冴え渡る心(うら)に 生命(いのち)よりも 確かな響き 此の手にそっと 握り締めて放つ 蒼き瞬き <♪> 叢雨が 闇を剥(す)く 濡らすのは 熱(いき)れし 万骨 點(とも)された 其の睛(ひとみ) 時は満つ いざ駆けよ大駕 澄み渡る天(そら)に 維の血よりも 遙かな兆し 此の手でぐっと 手繰り寄せて放つ 蒼き赫(かがや)き 刹那に昇る 皇(すめ)の魂を 今渾(すべ)ての 輩(はい)に分かて 幾度 倒れても 甦る為に <♪> 澄み渡る天(そら)に 生命(いのち)よりも 幽(かす)かな願い 此の手にずっと 繋ぎ止めて離す あまき羽撃(はばた)き 刹那に昇る 皇(すめ)の魂を 今渾(すべ)ての 輩(はい)に分かて 幾度 倒れても 甦る為に 刹那に染める 神鳴(かみな)る光よ 今渾(すべ)てを 包み籠(こ)んで 折しも雨が 其の泪と成り 渾(すべ)てを 愁いて 天(そら)へ