右翼手が平凡な フライを落っことした 2対0の試合がにわかに動き出す 勝ちを意識してた相手側のベンチが 焦れば焦るほど右翼手は慌てだす 日曜日のグランド うまくはないけれど 白熱した展開 守るも攻めるも 駆け引きだって 君の方がうんと上手だからね 目を閉じてスイングした 力任せに愛してみたかった 夏の容赦ない日差しが ボールと重なったら その隙にキスを盗もう 時々はワンサイドの ゲームでいいだろう <♪> ここ一番って時に 力みすぎてしまうから 目も当てれぬ失策 彼方へ大暴投 日曜日の夕暮れ 誰もいないグランドに 二人の影だけが長く伸びて 自慢じゃないけど そりゃ僕は 他の誰かと比べて 特別なとこなんてない ママチャリのような男だけど 頑丈で壊れやしない 愛をいつでも君へと 逆に言えば盗まれる 心配さえないんだから その点は安心して <♪> 君が思うよりもずっとずっと強く その手を握れたら 少しでいいから 僕のもんって 君を感じていたくて 乱暴だって痛がっても 力任せに愛してみたかった 夏の容赦ない日差しが ボールと重なったら その隙にキスを盗もう 時々はワンサイドの ゲームでいいだろう