色あせた写真 陰るこの部屋で見つけた 気づかないうちに太陽はぼくを ここに連れてきた 海に沈む夕陽と いっしょに旅に出る約束 忘れないように 柱にそっとペンで書いたんだった あそこにいつかのぼく がむしゃらなだけの夏 だれもいない校庭で恋の告白して リュックを放り投げて また駆けて行った がんばれ! 惑星直列の夜にラジオが言った 「もう永くないこの星のために、 今夜祈りましょう」 全てモノクローム からだ闇に包まれても あの潮騒はソーダ水のように はじけているわけで・・・ 遠い過去が教える未来の勇気がある だれもいないコテージ 白いボール跳ねた 名前のない少女 颯爽と駆けて行った がんばれ! 愛し合うふたりは一生懸命で泣ける ひとりで見た夕焼け ピンクに染まる空 「あぁ、きみにも見せたいな」 そんな今日が終わる がんばれ!