想い込めた 声はやがて 悲しみに病む あなたの元へ この歌いつか あなたの傷に 沁みる薬に なれたらいいな マークⅡの 後部座席 僕らを乗せて 不安を超えて いつかの君と いつかの僕に 怖いものだなんてなかった カーラジオが歌う また朝がやって来る 忘れはしない 声にならぬ声を 飲み込んだ ああ 言いたいこと何も(何も) 言えなくなって ただ 凍えていた夜も(夜も) 一人でいたくて 今は思い出だけが 唯一の温もり 〈♪〉 壊れてしまった 大事な何かは 戻りはしない 戻せないことに 気付いたんだ ああ 言いたいこと何も(何も) 言えなくなって ただ凍えていた夜も(夜も) 変えるのは僕で ああ 辛く悲しい夜も(夜も) 一人ではなくて ただ 声に出せばきっと(きっと) 何かが変わるのさ 今はこの灯火が 明日へのぬくもり 想い込めた 声はやがて 悲しさに病む あなたの元へ この歌いつか あなたの傷に 沁みる薬に なれたらいいな