あなたは目を細めて たばこの煙と遊ぶ わたしはただそれを見つめていた きれいな夜じゃないけど 特別何もないけど あなたのこの一時を わたしにください いつまで続くように 願った白い煙も 儚く夜空に溶けたから 大袈裟なたとえ話 少しだけしてもいい? もしも 明日わたしが死んだら あなたはどれくらい泣いてくれる? せめて ふたり重ねた日々を 涙で飾って 足並み揃えて歩く あなたに追い付くように 気付いて速度を落とす この一瞬(とき)が幸せ 寒がりなあなたの手を ぎゅっと握りしめていた 心が冷えてしまわぬように いつもの冗談も 少しだけ止めていい? もしも明日世界が終われば あなたはわたしを探してくれる? もし影がなくなっても わたしを見つけて もしも あなたが明日死んだら わたしはどれくらい泣けばいい? この声を失くすほどに あなたを呼ぶでしょう もしも 明日わたしが死んだら あなたはどれくらい泣いてくれる? せめて ふたり重ねた日々を 涙で飾って