凍えそうな夜 ふと見上げた空 今にも落ちそうな 光がひとつ きみの空にも 見えていますか 心の中でそっと 問いかけてみたりした 咲き始めた 桃の花びらが 皮肉にも綺麗すぎて 心が苦しくなる 気づかぬフリをしていた こんな想い溢れるなんて いま降り出した真夜中の雨 苦しくて 言えなくて ah… あの日借りたまま 星空の図鑑 ページの片隅に見つけた 色褪せた文字 夜になりかけた 空が素っ気なく 終わりを告げるように 雨が降り注いだ 気づかなければよかった こんな想い溢れるなんて 降りやむことのない冷たい雨 あの日々にもう一度 ah… 気がつけば 隣にはいつもきみが 過ぎ去った 長い時間 愛しくて 気づいてしまった あの日 こんな思い溢れるなんて 静かに散ってしまった桃の花 苦しくて 言えなくて ah…