何かおかしいんだ 見えない何かが 音無く潜んで 不安を燻らせて 視線がするんだ 見えない誰かの 重なり合う可能性 蜘蛛のそれのように 拠って 反って 疑って 去って 糸引いてたって 意図はもう引かないんだ 「あいつはこうで」 「そいつのせいで」 繰り返す想いの末 ただ独り なぜ一人 紡ぐこともできず 綺麗事だけ 並べて閉じて 明日には 何も無いと 願ってた 夢見てた 夢の中 また また また また 終われない 何かおかしいんだ 消えない何かに 仕掛けがあるんだ 人々狂わせる 拍手をするんだ 見えないどこかで 縺れ落ちる惨劇は 人のそれのようで 憶って 切って 絵に描いて 寄って ただ沿ってたって 雨はもう止まないんだ 「あの時こうで」 「あの子のせいで」 泥沼の想いの果て もう一人 また一人 訝しむことすら 自分事だけ 並べて捏ねる 野狐に 「化か」にされて 祈ってた イレギュラー 夢の中 なぜ なぜ なぜ なぜ 終わらない 誰かの未来と どこかをRe:write こんな話に続きがあるなら 拠って 反って 疑って 絶って 目を避いて剥いで キミは もう そこに居るんだ ただ繰り返す リピートラジディー 幾千の悲劇の末 また独り もう一人 次もほら同じだ 祈る事すら 忘れて観てた 既視感も 飽きに飽きて 夢充テタ 夢見テタ 其ノ夢は まだ まだ まだ まだ 終われない