見慣れた町並み 遠ざかる雲 少しだけ背伸びして見下ろす 坂道並んで歩いた 夕暮れの随に 一人鬱ぎ 言い訳ばかり きっと 終わりがあること 分かってたんだ ねぇ あの時言えなかった 言葉や想いを星空に重ねて もう二度と来ない日々が ああ懐かしく見えた いつもの喧噪 いつもの部屋で 気がつくと夜が長くなった 放課後切り取った景色が 今はただ愛しい 信じたくて 素直になれず ずっと幼いままの 僕たちじゃ ねぇ あの時言えなかった 不安や期待は夕焼けに消えてく もう一度やり直そう そんなことばかり だって君は見慣れた呆れ顔 大切にしまった宝物は 今もまだポケットに残ってるんだ 君を知って呼吸が止まる きっと忘れてたんだね ずっとずっと ねぇ あの時言えなかった 言葉や想いを星空にめくって ねぇ君なら笑うのかな 夜が明ける前に 祈った